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【感想】オブジェクト指向でなぜつくるのか第2版

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以前、PHPでオブジェクト指向プログラミングをしようとしたらちょっとはマシになった話(新しいタブで開く)という記事を書いたことがあります。

この頃、オブジェクト指向のプログラミングそのものを学習していましたが、プログラミング言語で理解するのは難しいなぁとも感じていました。

そこで思い切って学習方法を切り替え、まずその考え方を自然言語で理解しようと思い、手をとったのが、オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版です。

「how」ではなく「why」と「what」の説明

それまでは、プログラミングの本に書いているからと言って、「カプセル化」とか「継承」などのプログラミングをそのまま写しているだけでした。

大した理解もないまま、「どのように(how)」という視点しかなかったから、理解するのが苦しかったように思います。

いくらプログラミングをしていても、それらが一体「なに(what)」なのか、「なぜ(why)」そんなことをするのか、全く分からない「迷子」の状態でした。

しかし、本書を読んで理解が進んだのは、最初に、用語の洪水の解決方法や現実世界での使い方、開発された歴史的経緯があったことです。

その後にプログラミング技術の説明に入ってくれたので、消化不良に陥っていた「what」や「why」が、すんなり理解できました。

プログラミング技術の説明でJavaが用いられていますが、特にJavaを学習したことがない人でもすぐ分かる、最低限のコードしか書かれていません。

一度と言わず二度三度読み返してください

それでもオブジェクト指向学習初心者の人にとっては、その用語や考え方に戸惑うことがあるかもしれません。そのときは一度ですべてを読み切ってしまおうと思わず、何日かに分けて読んでください。

面倒くさい読み方かもしれませんが、その方がオブジェクト指向プログラミング学習の「早道」だと思います。