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NetBeansのFuelPHP1.7.2の実行構成とリモートサーバーへのSFTP接続について

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web_dev

前回(新しいタブで開く)、統合開発環境のNetBeansから、リモートサーバー上のFuelPHPを新規プロジェクトをアップロードする方法を紹介しました。

プロジェクトをMAMMPやVagrantなどのローカル開発環境で開発する場合と違って、リモートサーバー上で開発する場合は、「安全な接続方法」を考える必要があります。

SFTP接続の実行構成

ここでいう「安全な接続方法」というのは、SFTP接続のことです。ふだんの開発はローカルであっても、最終的にはファイルやディレクトリをリモート環境に配置する必要があります。

というわけで今回は、FuelPHP1.7.2の実行構成と、リモートサーバーへのSFTP接続を説明していきます。

プロジェクトを選択

netbeans_server3

画面左上の[フォルダ]のアイコンをクリックします。[プロジェクト]でPHPアプリケーションを選択し、[次]にいきます。

名前と場所

netbeans_sftp15

任意で決めるのは、プロジェクト名、PHPのバージョン、デフォルトのエンコーディングです。プロジェクト名を決めると、ソース・フォルダは自動的に変更されます。

実行構成について

今回の記事のメインはここからです。

リモートWebサイトの選択

netbeans_sftp13

実行構成の画面に移動すると、デフォルトの画面ではローカルWebサイトが表示されています。ボックスの上下アイコンをクリックすると、リモートWebサイトに変化します。

リモート接続の設定

netbeans_sftp15

リモート接続から管理ボタンを押します。

netbeans_sftp6

1.名前 → 任意の管理名を入力。
2.ホスト名 → リモートサーバーのドメイン名またはIPアドレスを入力。
3.ポート → SSH接続に必要なポート番号を入力。デフォルトでは22番ポート。
4.ユーザー名 → リモートサーバーにログインするときの作業ユーザー名
5.パスワード → 作業用ユーザーでログインするときに必要なパスワード
6.秘密鍵ファイル → 公開鍵認証方式でつかう秘密鍵
7.既知のホスト・ファイル → クライアント側で公開鍵・秘密鍵の同階層にあるフォルダ
8.初期ディレクトリ → プロジェクトをおくためのルートディレクトリ
9.タイムアウト → データ転送ができないときに打ち切る時間。デフォルトでは30秒
10.キープアライブ間隔 → サーバーと接続できないときに一定時間ごとに疎通確認する間隔。デフォルトでは30秒

リモート接続の管理画面が表示されます。設定は上記のとおりです。

netbeans_sftp7

6については自分の場合、デフォルトですでに表示されていました。はっきりしたことは言えませんが、すでに公開鍵と秘密鍵をセットで作成していたからだと思います。ここで秘密鍵の表示されない場合、まだ公開鍵と秘密鍵を作成していないという可能性があります。

7もデフォルトですでに表示されていました。ファイル名known_hostsをそのまま使っています。

接続のテスト

netbeans_sftp8

接続のテストを押します。画面はリモートサーバーとのSFTP接続が確立した状態です。OKボタンを押して2回押して、実行構成の画面に戻ります。

netbeans_sftp9

リモート接続のところが、任意で作成した接続名に変わっていることを確認します。

プロジェクトURLの変更

netbeans_sftp10

http://localhost/プロジェクト名
↓
http://ドメイン名またはIPアドレス/プロジェクト名

デフォルトではlocalhostとなっていますので、任意のドメイン名またはIPアドレスに変更します。

アップロードの方法

netbeans_sftp11

最後にファイルのアップロード方法を、[手動]・[保存時]・[実行時]の3つから選び、[次]をクリックします。

実行構成以降の作業はリンク先までどうぞ

というわけで、NetBeansからリモートサーバー上へのSFTP接続をする方法を説明しました。実行構成以降の作業(実際にファイルをリモートサーバー上にアップ)につきましては、こちらの記事(新しいタブで開く)を参考にしてください。

〔参考サイト〕